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鉤括弧の使い方~句点はいかにして処理すべきか~

 鉤括弧は会話文や語句の引用に用います。また語句の強調に使われることもあります。会話で使う場合は基本的に行を改めますが、そのときは文章の書き出しや段落のはじめのように最初の一字分をあける必要はありません。二重鉤括弧との違いはこちらをご覧ください。

 小説において会話文の最後に打つ句点を省略するか(「○○○」)、それとも鉤括弧のなかに句点を収めるか(「○○○。」)という問題があります。結論からいえば、文章作法としてはどちらも間違いではありません。

 ただ、これから小説を書きはじめたいという方は、会話文の最後につける句点は省略することをおすすめします。現代小説のほとんどは句点を省略していて、句点を鉤括弧のなかに収めている例としては、宮沢賢治や昔の翻訳物の小説の一部、最近では綿矢りささんくらいで、割合としてはかなり少ないと思います。

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