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ら抜き言葉について

 ら抜き言葉とは「見られる」を「見れる」、「食べられる」を「食べれる」、「来られる」を「来れる」のように、可能の意味を表すときに「ら」を抜いて用いる言葉(動詞)のことであり、日本語の乱れを表すものとしてよく取り上げられます。

 その一方で「ら抜き言葉」ではなく「ら抜け言葉」であり、言葉とは時代とともに変化するものであるから、それを文法上の誤りとして否定する必要はないという意見もあります。確かに「ら」を抜くのは可能の意味のときに限られるので、「られる」を使った場合に生じる意味の重なりがなくなるという利点があり、言葉の変化・進化を表すものだといえるかもしれません。

 とはいえ「ら抜き言葉」に違和感や嫌悪感を覚える向きが少なからずあるのも事実です。「ら抜き言葉」は会話文など話し言葉でも問題ない部分にとどめ、そのほかはなるべく正規の表現を心がけるのがよいと思います。

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